■目次
今日の記事は、法律事務所の選び方・探し方についてです。
いざトラブルに巻き込まれたとき、相談する弁護士をどのように探せばよいか、細分化すれば、いろいろ方法はありますが、本記事では、4つを選んで整理します。
参照:弁護士の選び方~失敗しないための6つの視点~
一選目:知人・友人など知り合いのつて
もっとも代表的な弁護士の探し方の一つは、知人・友人など、知り合いのつてを探ってみるという方法です。
これだけインターネットが普及した現在においても、弁護士が業務を受任するに際して「紹介」というのは、弁護士と相談を希望する方とをつなぐ主流な方法となっています。
この方法が取れる場合、事前にその知り合いから、その弁護士がどんな弁護士か等を聞いておくことができますし、その弁護士に対して、知り合いから一言述べておいてもらう、ということも可能です。
ただ、誰が弁護士と知り合いかがなかなかわからないのがデメリットです。
なお、次のような職業の方は、弁護士と知り合いであるある可能性が高いです。該当される方がお知り合いにいないか、検討してみてください。
- 税理士・司法書士などの士業の先生方
- 会社の経営者・事業の代表者
- 損害保険会社にお勤めの方
- 自動車保険の代理店にお勤めの方
二選目:弁護士会や自治体の法律相談会
二つ目の方法は、弁護士会や自治体の法律相談を利用する方法です。
日本全国に設置されている弁護士会、たとえば、福岡なら福岡県弁護士会や同会の一部に位置付けられる同北九州部会は、定期的に法律相談会を開いています。
また、自治体もずいじ法律相談会を開催しているのが一般的です。市区町村単位で、法律相談会が開催されていないか、調べてみてください。ひびき法律事務所が所在する北九州市では、各区で随時、人権・法律相談会が実施されています。
加えていえば、「法テラス」でも随時法律相談会が開催されています。
こうした法律相談会に予約をすれば、早期に確実に法律相談を受けることができます。
ただし、その法律相談会に行ったときに、どの弁護士がご自身の担当となるのかは、通常行ってみないとわかりません。経験のほとんどない新人弁護士から、ベテランの先生までだれにあたるかはわかりません。
三選目:特定領域に関する法律相談会
また、上記と類似しますが、地域・開催組織によっては、特定の領域に限定した法律相談会が開催されていることもあります。
私自身が担当したことがあるものとして、すぐに思いつくのは、次のような相談会です。ほかにもいろいろあると思います。
- 消費生活相談相談センターが実施している消費者事件に関する法律相談会
- 男女共同参画センターが実施している離婚・男女問題に関する法律相談会
- 一般社団法人が主催している住居・建築に関する法律相談会
- 日弁連主催の交通事故に関する法律相談会(電話による)
- マンション管理組合連合会主催のマンション問題相談
- 中小企業支援センター主催の法律相談会
こうした相談会は、特定領域に関する法律相談会だけあって、その分野につき一定の知識・経験のある弁護士が担当することが多いです。
他方で、上記弁護士会や自治体主催の法律相談会と比較すると、お住いの地域では開催されていないといった可能性や、開催されていても、その頻度が少ない場合が多いです。
4選目:インターネットで探す
最後の方法が、インターネットで探す方法です。ネットで簡単に探せる点にメリットがあります。
インターネットで、弁護士ドットコムなどの登録型プラットフォームサイトで探す方法、googleなど検索結果で探す方法の大きく二つに分かれます。
登録型プラットフォームサイトで探す方法
登録型プラットフォームサイトというのは、たとえば弁護士ドットコムや○○弁護士ナビなど、一定の弁護士が登録されているサイトを指します。
個々の弁護士が一覧にて表記されることも多く、弁護士を比較しやすいのがメリットです。
ただ、私もいくつか登録をしていますが、一言でいえば、あるいは、語弊を恐れずに言えば、弁護士が経費をかけて宣伝・ブランディングをしているものでもあります。
また、この種のサイトは、概して「○○に強い」とか「○○専門」「○○特化」などと謳われていることが多く、ブランディングの要素・色合いが濃い傾向にあります。
多くの場合、弁護士は、自分が注力している分野に関して、この種のサイトに登録をしますので、プラットフォーム型サイトで弁護士を探すのも有効ではありますが、そこに記載されている魅力的な言葉・表現には「宣伝」「ブランディング」の意味合いがあることは差し引いて考える必要があります。
検索エンジンで探す
インターネットで弁護士を探すもう一つの方法は、検索エンジンで弁護士を探す方法です。たとえば、「債務整理」「離婚」と「弁護士」といった言葉を掛け合わせると、法律事務所のホームページがたくさん出てきます。
事務所のホームページは、通常、上記のようなプラットフォーム型よりも、情報量が多い傾向にあります。情報を記載するページ数に制限がないのが通常だからです。
特に、個別の弁護士のみならず、その事務所全体の特徴もつかみやすい点にメリットがあります。
ただ、プラットフォーム型とまでいかないまでも、通常、ホームページが法律事務所の「宣伝」「ブランディング」のための表現媒体であること、この点でプラットフォーム型と共通する側面があることは理解しておいたほうが良いように思います。
まとめ
以上、弁護士・法律事務所の探し方を整理しました。次の4つです。どれも一長一短あります。ご自身にあった方法で弁護士を探されてみてください。