法律事務所は、顧客に対してリーガルサービスを提供する弁護士が所在する事務所です。

司法書士や行政書士など、法律を生業にする士業はほかにもありますが、「法律事務所」という呼称を使用できるのは、弁護士だけです。

法律事務所の中でも、法人格を有している法律事務所を弁護士法人といいます。事務所名称に、法人の名前が冠されています。

弊所、ひびき法律事務所は、5人の弁護士が所属していますが、法人格は無く、各弁護士がそれぞれ自己の名前と責任で仕事をしています。

法律事務所の種類

一口に法律事務所といっても、業務内容やその特徴から、いくつかの種類に分類できます。

ビッグローファーム

数十人から100人規模の弁護士が所属する事務所です。

国際的なビジネスや、日本全国規模のビジネスに関する法律事務を主たる業務としています。

ビッグローファームにおいては、何名かのパートナー弁護士の下に、複数の弁護士が付くという形態が多いようです。

一般法律事務所

一般法律事務所は、弁護士が一人又は複数人、多くても10数名程度で経営されている事務所です。

その事務所が所属する地域において交通事故や相続・離婚等一般個人の問題を取り扱い他、所在する地域の企業の企業法務などを業務の対象とすることが多いです。「街弁」などと呼ばれたりもします。

我々ひびき法律事務所も、分類をすれば、この一般法律事務所に該当します。

弊所は、北九州地域において、交通事故や相続、離婚といった一般的な問題は勿論、事務所全体でいえば、北九州の地場企業数十社との間で顧問契約などを締結して、リーガルサービスを提供しています。

ブティック事務所

ブティックシム所は、○○専門といった形でリーガルサービスを提供する事務所を指しまます。

言葉としては、知的財産権の専門とか、経済法専門・渉外業務専門などのイメージがある事務所です。・

単純に「専門」といえば、交通事故専門・相続専門・離婚専門などの事務所もあるところですが、これらをブティック事務所というかどうかは、見解が分かれそうです。

多店舗・多支店事務所

ちょっとどういった言葉を使っていいのか分かりませんが、近時は、日本全国に、複数の支店をもつ法律事務所も増えています。

北九州にも、いくつかの事務所が出店してきています。

北九州の法律事務所で多いのは

北九州の法律事務所は、最近は、小倉駅前や八幡のほうにも増えていますが、福岡地方裁判所小倉支部周辺に多くの弁護士が事務所を構えています。

北九州では、私が実感するか限り、ほとんどの事務所が、一般法律事務所がほとんどで、ブティック事務所とよばれるような事務所は多くありません。

また、他支店事務所も増えてきているとはいえ、その数は、一般法律事務所の方がはるかに多いのが現状です。