労働審判手続きってなに?

労働審判手続きは、解雇や残業代の未払などの労働者と会社間のトラブルを迅速に解決するための手続きです。

労働審判手続きは、裁判とは異なり、非公開で行われます。

※裁判は、原則、公開(傍聴人あり)で行われます。

労働審判の特徴

Q 労働審判は誰が行うの?

労働審判手続きは、労働審判官(裁判官)と労働審判員で組織する労働審判委員会が行います。労働審判員は、雇用や問題となっている業種の労使慣行に詳しい知識と経験を持つ者の中から 任命され、審理・判断を行います。

Q 労働審判はどれくらいの期間かかるの?

原則として3階以内の期日で審理を終えます(裁判はもっと長い場合が多いです。)。

裁判統計資料によると、平成18年から令和元年までの平均審理期間は77日であり、70%の事件が申立から3ヶ月以内に終了しています。

Q 労働審判の結果(審判)に不服がある場合はどうすればいいの?

労働審判に不服がある場合、異議申立を行うことができます。異議申立を行うと、労働審判は効力を失い、訴訟手続きに移行します。

労働審判手続きの流れ

裁判所から引用

https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_minzi/roudousinpan/index.html

最後に

会社と労働者の問題を解決する方法は裁判だけに限りません。どの方法がよいかを相談するためにも、一度、弁護士にご相談ください。

北九州小倉のひびき法律事務所では、若手からベテランまで在籍しております。気軽にご相談ください。